国際交流が盛んになり、世界各国・地域とのボーダレス化が進むと、世界語たる英語の重要性はますます顕著なものとなりました。 この流れを受けて、わが国の英語教育をどう変えていくかは、英語に限らず、教育に携わるすべての機関、すべての人々の重要な課題となっております。
文部科学省も学習指導要領を踏まえる中で、着々とその計画の具現化を図りつつあることはご承知の通りです。

　英語を学ぶ動機づけや学習意欲の向上、そしてその前に、英語にたいする興味や、英語を身に付けることによって得られる数々の夢の実現を、私たちは今、 どういう手段で子どもたちに伝えていこうとしているのでしょうか。
また子どもたちに、喜びかつ楽しんで英語の世界に飛び込ませる方法を研究し、発見し、そして開発して、それを日常の指導を通して実践していくために、私たちには何が不足し、今後どんな知識や体験が必要となってくるのでしょうか。

　受験で合格を勝ち取るためには英語の勉強が大切といわれた時代から、現代のように、社会で通用する生きた英語力を身につけることこそが重要と言われるように、英語学習の目的も大きく変わりました。社会に出て、聞いたり話したりの会話能力、また文書を読み自ら書くという、いわゆる言語の４技能を適切に駆使できる能力をマスターさせるために、その基盤をつくる中・高校時代の英語は、それに携わる英語教師一人ひとりの指導技術・能力にかかることに間違いありません。
英語教師も常日頃から新しい指導法を研究し、また学んで、自らの知識や能力を高めていくことがきわめて大事な時代になったのです。

　特定非営利活動（ＮＰＯ）法人　教育情報プロジェクトは、全国各地の英語教師を中心に、また英語科以外の教師も参加して、その具体的な指導法を研究するセミナーやフォーラムの開催、ならびに新しい指導教具や教材の開発など、これからの英語教育・国際理解教育を前向きに捉え、実践していこうとする人々によって組織されました。
知識や体験は、他から与えられるものだけでなく、自発的な意識と一人ひとりの行動力の結集が大切です。
当プロジェクトは、会員の皆様とともにこれからの教育を考え、側面からの支援に力を尽くします。
このホームページも積極的に活用し、役立つ情報を提供してまいります。
そしてＮＰＯ活動を通じ、伸び伸びと、新しい時代の教育の発展に寄与したいと願っております。