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フォーラムレポート

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長勝彦先生を囲む勉強会<第1回> 
「活きた授業法」を学ぼう

 e-pros6月期英語指導法研修会は長勝彦先生を囲み「活きた授業法を学ぼう」という勉強会でした。病気静養中だった長先生も足に少し影響が残っているとはいえ、それ以外の支障はまったく見受けられず、大変お元気に後進の指導を続けられております。

  長先生のところには、全国の熱心な先生方から自分の授業を録画し、それに対して長先生の意見とともに細かな点にまでいろいろご指導を頂くために沢山のビデオテープやあDVDが寄せられているということを聞きました。そこでe-prosは長先生にお願いをして、それら録画された映像の指導から「活きた授業法」を紹介・指導する勉強会を開催することにしました。

  長先生といえば英語教材としてのビンゴゲームの発案を初め数々の指導法の開発やそれらによる指導で、大きな成果をあげて来ていることは誰もが知っていることです。授業動画DVD「雪の日の授業をあなたに」(浜島書店)で知られ、また北原延晃先生の「英語授業の『幹』をつくる本」(ベネッセ刊)でも長先生の授業は広く知られているところです。
東京には珍しい雪降る日の研究公開授業はパーマー賞受賞に結びつき、今なお長先生を慕い尊敬する英語教師は跡を絶ちません。

  今度e-prosが新しく企画した長先生を囲む勉強会は、参加人数を大幅に増やすことを避け、マンツーマンで常に長先生と会話ができる規模の研修会として参加を求めたものでした。
 
  この企画を長先生は大変喜び、積極的にアイデアを提供してくださるとともに、これまで実際に授業で展開してきた様々な指導法やパフォーマンスを交え活発な授業光景を見せてくださいました。この日参加した約30名の先生たちは、時には聞き入り、また時には生徒に早変わりして長先生直伝の授業を楽しみました。また先生のところに寄せられた映像から、最初の5分間だけを映して、その授業のスタートに対する感想、学ぶべき点、改善を加えるとしたらどこを、どのように改善すかなど、長先生との対話の中で授
業法を見出していくという、大変内容の濃い勉強会となりました。

  勉強会は午後1時半から4時までの2時間半を予定していましたが、疲れも見せず元気溌剌。往年の授業に完全復活したように30分の延長で4時半に勉強会は終了しました。長先生クラスのベテラン教師ともなると、教卓を前にすると、その場所がご自分の体調や感情にフィットするかのように、ますます元気に活き活きするものだということを発見した勉強会でした。

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