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フォーラムレポート

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英語教育東京フォーラム(2008.03.22)

篤姫に会ってきました      大 釜 茂 璋

 春分の日の昨日、前日からの雨がそのまま降り続く寒い一日でした。折角の休日ということで、両国の江戸東京博物館で開催されている「天璋院篤姫展」に行ってきました。
 NHK大河ドラマ「篤姫」の影響と同館開館15周年記念ということもあり、強い雨にも関らず会場内は大変な混雑でした。 圧倒的に平均年齢以上と思われる年配の方が多く、このドラマの人気の高さを物語っていました。

 ペリー来航などで揺れる幕末の動乱の中、激しく移り変わろうとする時代の荒波を受けて、如何に悩み対処した人がいたか。徳川の名を守ろうとする一方で、江戸城無血開城という大きな役割を果たした一人の女性の生涯に、胸迫るかつ息詰まるものがありました。

 天璋院篤姫、それはまさに近代日本を切り開いた一人の人間であったことは間違いありません。国際交流が普遍化された現代においてこそ、先進的で行動的だった篤姫の思いが今に続いていることを思いました。展示された品々の一つひとつを歴史の証左として見そして考えるとき、それはきわめて興味深い展示会でした。
 旧態を抜け出し新しい世界へ踏み込む第一歩は、それに対応する人はいつの時代でも、揺ぎない信念と行動が根幹にあることを改めて感じました。寒い中、一見の価値がありました。

 ところで話は変わりますが3月期e-prosフォーラムです。NHKラジオ講座から、太田洋先生が講師として活躍する「レベルアップ英文法」の4月号テキストのページをめくっていくと、“Mail from Listeners”が目にとまりました。いろいろな聴取者からの,元気な声が紹介されています。

 この放送の聴取者は、中学生ばかりでなく、中学校レベルの英語を復習したいと思っている高校生や大学生、一般社会人など大変幅広い方々が学んでいることがわかります。
 生き生きとした会話・メールなどの文章を聞く・読む活動、擬似会話練習、音読などを通してコミュニケーションのために必要な文法事項を勉強していくと太田先生も述べているように、実際、放送を聞いて楽しく英語を学びレベルアップしている人が大勢いることがわかります。

 RAYLAさんは帰国子女の小6。「レベルアップ英文法のおかげで、なんと英検2級に合格。これからもずーっと、ずーっとつづけます」

 中3のひかるさんは、「私がレベルアップ英文法を始めたのは去年の4月。キッカケは2つあって、1つは英検2級を受けたときに、一次は合格したのに二次試験で落ちてしまい、会話力をつけたいと思ってこと。もう1つ受験しようと思う学校のリスニングがハイレベルなこと。英検準2級には見事合格しました」

 静岡のYOさんからの声です。「卒業して10年もたちます。働くようになってからもNHK英語講座を聞いています。太田先生のわかりやすい説明、2日で1レッスンだから聞き逃しても聞くチャンスがまだある!  とても感激です」

 学生時代、英語大嫌いの50代の男性。見聞を広めようと太田先生の講座を聞きながら再挑戦。「受験のためだけイヤイヤやっていた自分がウソのよう。学生のとき楽しむことを知っていたらと悔やまれます」

 いろいろな人の声を読みながら、明るく弾む太田先生の声、アシスタントのルースアンさん、ピーターさんの声を頼もしく思いました。3月29日はe-prosフォーラムで、太田先生の講座を直接聞くことができます。当日受付もいたします。新学期前の一日、どうぞお誘い合ってご参加ください。
(おおかま しげあき NPO法人教育情報プロジェクト代表)

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