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フォーラムレポート

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英語教育東京フォーラム(2011.4.22)

小学校外国語活動
 管理職の推進意欲が高いに比例して、校内での研修時間が長く、教員意識に良い影響を与える。

 ベネッセ教育研究開発センターがまとめた「第2回小学校英語に関する基本調査報告書」によると、管理職の推進意識が高いほど、小学校外国語活動の研修時間が長く、指導に当る教員の意識に良い影響を与えていることがわかった。

 調査は昨年7月から8月にかけて、全国の公立小学校の教務主任約2,800人、高学年担任約2,300人を対象に実施。それによると管理職が積極的に推進している学校は、校内研修0時間の割合が低く、「20時間以上」実施した割合が高い。平均時間は7・4時間。

 一方、積極的に実施していない学校の研修時間の平均は5・5時間。推進校のほうが校内研修時間に長い傾向がある。

 教員の意識は研修時間が長くなると、「英語に対する抵抗感が薄れてきた」「英語活動への関心・必要性の認識が高まった」「英語活動の指導力が向上」「コミュニケーション能力が向上」などが見られた。特に校内研修が「20時間以上」の学校群が「指導力が向上した」と答える割合が高く、「児童を多面的に見られるようになった」など、指導面への影響に限らず、教員自身へのよい影響があったこともわかった。(「教育新聞」より)

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