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フォーラムレポート

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『長ワールド』『長マジック』の英語指導法すべてを伝授(09.20)

「『長ワールド』『長マジック』のすべてを若き教師たちに ~良い授業は生徒の活動を見ればすぐに分かります~ ちょっと長いタイトルになりますが、9月20日(日)午後1時30分~4時30分、お馴染みの長勝彦先生(英語教育研究センター常任審議委員)を講師にお招きして、9月期e-prosフォーラム「第111回英語指導法研修会」を開催しました。

長先生と言えばその生涯を、生徒に直接触れる現場の教員として過ごすことをモットーに、東京は下町の公立中学校で英語指導に挺身したことで知られ、都中英研を中核とした多くの業績、パーマー賞受賞を初めとした栄誉など、現役時代の数々の活躍は、全国の英語教師から尊敬の念を一身に集めました。公立中学校を定年で辞した後は、日本女子大学、武蔵野大学で教鞭を執り多くの教え子を教育界に送っています。

現役時代から長先生を慕って授業構築から展開に関する教えを乞う人は数知れず、多くの先生方は自分の授業をビデオテープに収めて長先生の元に送り指導を受けています。その中には現在各地で活躍する有名な先生方も多く、それだけに「私は誰よりも多くの先生方の授業を観たし、批評もしたし評価もした」と話します。長先生を「私の師匠」と崇める先生も数多く知られますが、「英語授業の『幹』をつくる本」の著者である北原延晃先生もその一人で、「長先生の指導理念・技術は耳にタコが出来るほど聞いた」と言いながら、今でもその理念・技術の基に圧倒的な信頼を集めて日本の英語教育の流れの中で奮闘しているのです。

この日の聴講者は通常参加する中・高校の英語教師の他に、東京都の公立中学校で長先生と同期の英語の先生(横山先生、鈴木先生)や、岐阜大教育楽部の巽教授なども聴講してくださいました。長先生の授業は、次期学習指導要領の指導方法として話題になっているアクティブ・ラーニングを取り入れていたこともあり、現在においても注目を集めているのです。

今回も10ページにもわたる資料と、ビデオに収録された豊富な映像をベースに長先生がご自分の体験を通して詳しく指導を加えてくださいました。指導の概要は次の通りです。

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第1章: 中学校入門期の授業   
 ・1学年の生徒の活動映像を観て、・・・
   ※F.I.A. Rhythm Training 地球人村社
   ※資料1 1年生最初の授業から行えるBingo Game(裏表印刷あり)
 ※資料2 世界への旅
   ※資料3 1996.10.21. 英字新聞記事
   ※資料4 1年生5月から始める音読指導(裏表印刷あり)
   ※資料5 1年生2学期から始めるLSD Dictaion
   ※資料6 評価処理資料
   ※資料7 学年に応じた多読資料の実践
 ・2学年の生徒の活動映像を観て、・・・

第2章: 3年生最後の授業の生徒の活動映像を観て、・・・
第3章: 1年生から3年生までの3人の生徒の成長を・・・
第4章: ドッキリカメラ
     ・ Do you know her ?
     ・You know him, don't you ?
最終章: 英語定着の重ね塗り、実践例:Workshop
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