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フォーラムレポート

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英語教育東京フォーラム(2010.2.1)

長勝彦先生夫妻インドへ出発
 2月5日から長敦子、本田涼子海外展                  

大 釜 茂 璋(NPO法人教育情報プロジェクト代表)

 今年3月末日で武蔵野大学を退官することになった長勝彦先生の最終講義は、1月25日、思いで深い同大学で開催されました。当日は日本各地から多くの関係者が集まり、わが国の英語教育に偉大な功績を残された長先生の最終講義を聴講しました。

 講義終了後は花束贈呈、たまたま参加できなかった北原延晃先生から寄せられた感謝の手紙披露など、まさに感動的で印象深いセレモニーでした。花束を胸に抱き多くの教え子たちに囲まれた長先生の表情には、大きな仕事を為し遂げた満足感と晴れがましさを漂わせた満面の笑顔がありました。

 この日の模様は、
http://www.hamajima.co.jp/bingo/?cnt=report/20100125/20100125.html
をクリックすると紹介されております。

 ところで長先生は奥様の敦子夫人と一緒に、世界の各地で「長敦子個展」を開催してきたことは、ご存知の方も多いと思います。敦子婦人は甲骨文や金文など古代文字を書く書道家として知られますが、その作品展示を開催してきました。ここ数年は画家であるお嬢さんの本田涼子さんも加わり、まさに親子展の体裁をとりながら長先生のライフワークとして続けてきているものです。

 展示会は昨年韓国で開催して成功しましたが、今年は通算第16回としてインドのニューデリーで開催することになりました。展示会は2月5日から9日まで、7日の日曜日を除く4日間開催されます。この展示会を告知するポスターは、敦子夫人による「光」の古代文字に涼子さんによるデザインと色づけをした鮮やかなものです。この展示会を通して東洋文化、伝統的な日本文化の紹介は、開催国と相互の文化交流としての国際交流の役目を果たし、草の根運動的な文化使節として高く評価されるものです。

 e-prosでは之まで、長先生のこの活動を通した多くの体験をお話し頂き、英語教師としての長先生の生き方を紹介してきました。もうこれも有名なことですが、長先生は教員になりたての若い時分、英語の教科書に年も出てくる外国の地に一度は足を踏み入れるとした情熱を、今もこのような形で奥様と協力しながら黙々と続けています。

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