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フォーラムレポート

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英語教育東京フォーラム(2010.7.7)

中学生の携帯電話使用状況
     ― 携帯電話と生活実態に関する調査から

 教育新聞によりますと、中学生に携帯電話が普及する中、その8割の中学生が宿題の調べものに使っているとあります。これはネット調査会社の(株)マクロミルが今年4月に、全国の中学生男女を対象に実施した「携帯電話と生活実態に関する調査」(モバイルリサーチ方式)によるものです。

 それによると、携帯電話を一日に「3時間以上使用する」生徒は4割を超え、男子は「ゲーム」に熱中し、女子は「写メール」「SNS」「プロフ」での交流が多かったという結果が出ています。また携帯電話を使って宿題を調べる生徒は84%にも達していることがわかりました。携帯電話使用の実情は次の通り。

 一日の携帯電話の使用時間は、「3時間以上使う」が41%で、男女別では男子が31%、女子51%で、女子のほうが20%も多くなっています。

 携帯電話の使用形態は、「メール」の利用が94%と圧倒的に多く、次いで「通話」が76%です。メールや通話以外の使用では、「写真を撮る」が68%、「音楽を聴く」が64%、「ゲームをする」が61%と、いずれも60%を超す高使用率となっています。「ゲームをする」は男子が68%で、女子の54%に較べて高くなっています。

 一方女子は、「写真を撮る」が79%、「コミュニティ・SNSの閲覧・書き込み」が72%、「プロフ(自己紹介・ホームページ)が55%となっていて、男子はゲームに熱中し、女子は多用なコミュニケーション活動のツールとして携帯電話を活用していることがわかりました。

 これら中学生は携帯電話をどのような形で使用しているかを調べたところ、「授業中に使ったことがある」人は29%。約3分の1の中学生が授業中に使った経験を持っていることになりますが、「宿題について調べものをしたことがある」が84%に達しています。
 また「ファーストフードなどのお得なクーポンを使ったことがある」と、携帯電話の機能を多面的に使っている中学生は76%、「ツイッターでつぶやいたことがある」とした回答も17%にのぼっていました。

 一方親子間の利用については、親子で携帯使用のルールを決めている人は約4割いますが、「サイトの閲覧制限」「使用料金の上限」などもルールとしてあがっています。また「ルールを守っていない」との回答も26%にのぼっています。

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