もっと身近に誰にでも!

フォーラムレポート

一覧へ戻る

英語教育東京フォーラム(2009.6.16)

夏休みは教師の自己啓発を


             大 釜 茂 璋

 北海道を除いて日本列島は梅雨にはいりました。ここ2,3日、東京は局地的なようですが、夕方になると雷をともなう豪雨に見舞われて、昨夜も帰宅途中の雨宿り?を余儀なくされてしまいました。

 しかし通勤途中の生垣で見るアジサイが見事に七色の変化を見せて咲いています。
子どもの頃にはよく見かけたカタツムリの姿は見えませんが、やはり梅雨の季節にアジサイはよく似合います。

 6月も中旬になりますと、近づく夏休みへの思いを馳せるのは子どもだけではありません。昨日も、e-prosの夏季研修のスケジュールと講師を教えて欲しいとお電話を頂きました。夏休みは絶好の自己啓発の時とばかり、この時期を有意義に過ごそうとする先生方も多いのです。特に昨日の電話のように、地方にお住まいの方々にとっては、この時期のチャンスを活かそうと今から計画を練っているようです。

 最近の傾向として新学習指導要領実施移行期ということもあり、英語科を中心に中高連携、あるいは小中高一貫教育を前提にした、その指導法に強い関心が集まっています。ことし4月に開催したe-prosフォーラムでも、北原延晃先生は小学校と中学校の英語指導法を、実践的な立場からデータを駆使して指導してくださいました。一方久保野雅史先生は英文法の指導法をテーマにした、膨大な資料を駆使しての詳細な指導でした。

 お二人の先生ともに120分を使っての講座でしたが、参加した方からは、いずれも講義時間が短過ぎるとの苦情が寄せられたほどでした。それだけ講義内容が魅力的だったということになりますが、6年間、9年間の連続した指導への関心が高まっていることが感じ取れました。

 7月期フォーラムでも阿部一先生が、「新学習指導要領における効果的な英語指導法―基本語や基本的な文法事項をどう指導するか」を講座テーマに、一貫指導に触れた指導を行うことになっております。

 阿部先生は最近、『ベーシック英単語―100の基本イメージで覚える』(えい出版)を刊行し評判を呼んでいます。新しく発想の転換になれるような指導法を伝授したいという阿部先生の講座が期待されます。

 なお研修会への参加申し込みのとき、小中高別は問いませんが、「普段、英単語(熟語)や文法指導で苦労したり、もっと効果的な方法はないか」とお考えの方は、欄外でも、また別用紙でも結構ですが質問項目をお書き頂けば、講座の中で触れて解説して頂くようe-prosから手配いたします。

 e-prosフォーラムは、参加した方々に直接役立つ研修会にしたいと考えております。
(おおかま しげあき NPO法人教育情報プロジェクト代表)

一覧へ戻る


top