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フォーラムレポート

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<次期学習指導要領に備えた> 移行措置と授業の改善、そのポイント

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<次期学習指導要領に備えた> 移行措置と授業の改善、そのポイント

東京に桜の季節を迎えた3月24日、平成31年度最後のe-pros主催「英語指導法研修会」が、恒例となったJR上野駅へ最高に近い岩倉高校視聴覚室で開催されました。e-pros(正しくはNPO法人教育情報プロジェクト)は、全国的にお名前の通った一流講師による英語の指導法研修会として有名で、中高校の現役英語教師の話題になっています。今回の研修会で143回の開催となりました。

2020年から小学校を皮切りに新学習指導要領が実施され、翌年から累年で中学校、高校と切り替わることは誰もがよくご存知の通りです。今度の学習指導要領では、小学校の高学年に英語が教科として入ってくることと、英語に限らず小・中・高の接続が重視されるところが大きな特徴と言えることは、敢えて説明するまでもありません。

そういう傾向も反映して今度の英語指導研修会には、幼稚園や小学校の先生の参加が目立つようになりました。これまでは小学校の先生が有料の英語指導法の研修会に参加することは極めて珍しいことでしたが、去年あたりからは積極的に参加を希望する小学校の先生や家庭の主婦が見られ、熱心に勉強する姿が見られるようになりました。

それとともに、新学習指導要領のコアとなっている事柄に、「主体的・対話的で深い学び」の追求があります。これまではアクティブ・ラーニングという言葉だけが一人歩きをしていたような感がありましたが、新学習指導要領として日本語でっ表記されることによって印象すっかり様変わりをしました。具体的には、どういう指導、学習ができるか。授業はどのような構成で、どのように進めるのか。評価はどういう観点から、どのようにするのかなど、しきりに話題になって来たような気がします。

そして小、中、高ともに英語の授業はコミュニケーション育成のツールとして捉え、工夫し、授業構成を図ることになりました。以前のように、「これは中学校の英語」、「高校で取り扱う英語」等と区分けして指導することは極めて希薄な存在となりました。

今回3月24日の研修では、講師を務めてくださった3人先生は、「次期学習指導要領実施に備えた ―移行措置と授業の改善、そのポイント―」のテーマにして、それぞれ熱く、資料も豊富に、次のような指導をしてくださいました。 フォーラムに参加した聴講者の感想は、このホームページの「フォーラム参加者の声」をご覧ください。

   (1)「英語を英語で教え、深い学びを実現するために
         ~新学習指導要領とそれに正しく対応した授業」
       千田 享先生(埼玉県立浦和西高等学校教諭)
       
   (2)「英語の授業は英語で<第2弾> 教科書の導入モデルとなる、
         中学校、高等学校に於ける『パーマー賞』受賞者の授業から学ぶ」
       長 勝彦先生(英語教育研究センター常任審議委員・語研参与)

   (3)「新学習指導要領に添った― 中学校の英語授業 ―」
       畑中 豊先生(福島県双葉町立双葉中学校教諭)

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