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フォーラムレポート

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英語教育東京フォーラム(2012.9.6)

<最近の教育情報から>
                     大 釜 茂 璋

少人数学級編成と学力調査の相関関係
平均正答率が全国平均を上回る都道府県全てが少人数学級実施

 文部科学省」は今年4月に実施した「平成24年度学力・学習状況調査(テスト)」の結果と少人数学級との相関関係についてまとめていましたが、このほど発表しました。

 それによりますと、このテストで全教科の平均正答率が全国の平均率を上回っている都府県の小中学校全てが、35人以下の少人数学級編成であることがわかりました。

 全国平均率を上回っている都道府県は次の通りです。
◇小学校
青森、秋田、茨城、東京、新潟、富山、石川、福井、京都、奈良、広島、香川の12都府県

◇中学校
秋田、群馬、富山、石川、福井、岐阜、静岡の7県

 この全都府県が35人以下学級などの少人数学級を取り入れていました。そしてこの12都府県のうちその80パーセントにあたる10府県で、また7県のうちの70パーセントにあたる5県で35人以下学級の割合が、全国平均で小学校が88.0パーセント、中学校で67.6パーセントをそれぞれ上回っていました。

 35人以下学級の割合が全国平均を下回っていたのは、東京都の小学校、富山県の中学校、石川県の中学校、香川県の小学校でしたが、それでも市町村が学校の実情などに応じて、少人数学級と少人数指導を選択することを認めるなど、きめ細かな教員配置を行っていることがわかりました。
(「教育新聞」より)

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